【レポ】平城宮跡夏便り/2021年7月

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長い長い梅雨が明けて毎日晴天続き。こんな中で平城宮跡を何時間も歩いたら大変なことになってしまう…

そういうわけで、今回は比較的予想最高気温が低い曇りの日の夕方に突撃してきました。

前回の6月号はこちら↓

夕方と言いつつ夏の16時はまだ日が高い。曇りと言っていたのに結構晴れてる。

暑い…

感染症対策の関係でしばらく閉門していた朱雀門が7月中旬から開門するようになっていました。やっぱり良いなぁ。

扉の向こうは別世界でした、というファンタジー感。平城宮跡は突然1300年の歴史をぶつけてくる瞬間があります。

さて、先月は青々とした緑が平城宮跡を覆っていましたが、一ヶ月でより緑が濃くなってきた頃でしょうか?と思っていましたが…

まさかの焼け野原でした

栄華を誇っていたシロツメクサがどうやら一気に枯れてきているようです。無残…

そして広範囲に亘り草刈りをしてくださっているようで、ジャングルのようだった先月からはかなり様子が変わっていました。

先月あまりにもジャングルで通れなかったところにもちゃんと道が見えていました。助かる。

この日も暑い中作業されてました。ありがとうございます!横を通るときは避けてくれた。

ここは先月ハイテンションで写真を撮りまくったキノコパラダイスがあった場所ですが、シーズンオフなのか草刈り後だからなのか跡形もなくなっていました。また来年会おう。

そういうわけで数ヶ月前はあんなにもたくさんの花が咲き乱れていた平城宮跡ですが、なんと今回出会った花はたったの2種。

一つはヒメジオン。春先からまだ粘っています。すごいね…

調べたところ、8月ごろまでは咲いているそう。可憐そうな見た目なのにめちゃくちゃ強かですごい。

もう一種はこちら。春以降で初めて見た花です。

園内数カ所で花畑を見かけましたが、どうやら湿地エリアや川辺など水の近くに咲いているよう。

調べたところによると、春の七草で有名な「セリ」でした。こんな花だったのか!

ヒメジオンと同じく、可憐な姿ながら夏を生き抜く強い花のようです。

ちなみにこれは復元事業情報館にあった緑のカーテン。

アサガオと、ゴーヤを育てているようですね。

これは緑のカーテンというより緑の壁。日差しが遮られているだけでとても涼しく感じます。

さて、花の写真がない分、今回園内で見つけたあれこれをご紹介します。

立入禁止の前だけ立ち入った形跡がある場所。看板が見えるように草刈りしたのかな?

草刈りが済んでさっぱりした梅園。草刈りの模様ができてて枯山水みたい。

新しい遺物を発見したかと思ったら草刈機だった。涼しいところに置いてもらってよかったね!

キラッと何かが光ったので見てみると小さい鈴。子どもの頃持ってたキーホルダーとかに付いてたなぁ。幼心の落し物。

フェンスの外、誰も触ることがない何か。

何のための何なんだろう。

木陰で羽を休めるちょうちょ。暑いね…

通りの名前を書いていることを初めて知った。道幅が広いので見落としていた…

ここは先日、天皇の宮殿があったと見られると発表があった東院地区の発掘現場。発表があったのはちょうど一ヶ月前でしたが、綺麗さっぱり埋められていました。

その件についてはこちら↓

ちなみにこれは遺跡の裏(北側)から撮った写真なのですが、入口側(西側)に回ると立ち入り禁止と書かれていました…すみません…立ち入ってはないので…!

こちらは絶賛復元工事中の南門。楽しみ。

そういえばミ・ナーラ側の道路沿いを工事していました。

みなさん暑い中ごくろうさまです(この日はやってなかったけど)。

さて、次は8月。

年を追うごとにどんどん暑くなって異常気象だ何だと人間たちが言っている中で、平城宮跡で見つける自然たちは調べた通りの時期に花を咲かせたり実をつけたりしています。何百年もこうやって自然が受け継がれてきたんですね。

それにしても暑い。来月が心配だ。

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