【レポ】平城宮跡残暑便り/2021年8月

スポンサーリンク

長い長い梅雨が明けて猛烈な暑さがやってきたかと思ったら、また長い長い雨が始まった今年の8月。

やっと晴れが続いてきたところで、(暑いので)重くなっていた腰を上げて8月の平城宮跡へ行ってまいりました。

あまりに暑いので日が落ちてきた18時前に突撃。

この日は高校野球甲子園の決勝戦。長い雨で何日も延期になっていたものの決勝戦は文句なしの晴れ日でした。智辯対決見れてよかった!

さて、そもそも来る時間が遅いのもありますが、今日も朱雀門は新型コロナウィルスの影響で閉門。

この日は8月末でしたが、現時点では8/5-9/12まで休止予定になっています。

前回来たのは7月末。6月も中旬まで休止していたので開門している日の方が少なくなって来ました。

奇跡的に開門していた前回の7月号はこちら↓

なんだかさみしい。

さぁいつも通り一周するぞ!と意気込んで来ましたが、そういえばこの踏切は17時で閉門してしまうんだった。すっかり忘れていて大回りすることに。

さて、7月末に来た時にはあまりの暑さに焼きジャングルと化していた平城宮跡の自然たち。

さらに夏が深まり壊滅してしまっているのでは…?と思っていたのですが……

焼けシロツメクサ畑が復活している!

別の場所でも!

状態を見るに、枯れてしまったものが復活したわけではなく新しく生えてきたのでしょう。先月は一面茶色になっていたというのに、何という生命力…!

シロツメクサは春から夏にかけて咲くそうなので、これからシーズン到来!ではなく、最後の踏ん張りのようです。先日までの長い雨が効いたのかもしれません。

他にも、先月は全然見かけなかったのに少しずつ花を見かけるようになりました。

たった一人でがんばって咲いてる。

名前は特定できず。春に見たニワゼキショウやベニバナセンブリ、ムラサキカタバミあたりに似ている気がしますが、花弁の数が違うような…。

これも名前がわかりませんでした。素材不足。来月にはたくさん咲いてるかな?

これは春先から咲いているユウゲショウ 。

トベラに覆いかぶさるヘクソカズラ!葉などを潰すとめちゃくちゃ臭いからそんな名前なんだそうです。万葉集でも詠まれているらしい。

トベラはたくさん実をつけていました。秋になると中から赤い種が出てくるらしい。楽しみ。

こちらも実がたくさん付いている、センダン。

ところどころで見かけた、存在感のある花!タマスダレというようです。毒があるそうなので注意。

これはとある場所に群生していたツルボという花。

そして最後に、今月も頑張って咲いていたヒメジオン。

シロツメクサの復活力にも驚きましたが、その間にも咲き続けていたヒメジオンすごい。秋になるといなくなるそうなので、来月には会えないかもしれません。

また来年、その逞しい姿を見せてくれ。

ここからは夕暮れの平城宮跡の様子です。

トンボが飛び始めていました(見えるかな…)

キノコパラダイスはまだなかった。

波打つ緑の海。

南の山並みも好き。昔の人があそこには神々が住んでいると思う気持ちがとてもわかる。

謎の生物が!と思ったら二匹の草刈機でした。

今年も中止になった燈花会に想いを馳せる。

夏の天平たなばた祭も今年は見れなかった。残念。

今月の南門復元の様子。

若草山が少し茶色くなってきたように見えます。

人間的にはまだまだ暑くて夏真っ盛りなのですが、平城宮跡には秋の気配がしてきました。

今年はどんな秋になるだろう。こんな時代ですが、それでも変わりなく季節が移り変わっていくことが楽しみです。

また来月!

コメント

タイトルとURLをコピーしました