【ニュース】興福寺にかつてあった回廊と門の跡が出土!

2021/10/6、奈良市文化財研究所より『興福寺東金堂院の門と回廊の発掘調査』の記者発表があり、東金堂西側に回廊と門の跡が見つかったとの発表がされました。

↓奈文研さんによる発表資料

Nara National Research Institute for Cultural Properties Repository: 004 興福寺東金堂院の門と回廊の発掘調査(平城第640次調査)

興福寺は奈良時代から中世にかけて大伽藍を持っていたものの、たび重なる火災で多くが焼失。その後再建が繰り返されていたようですが、門や回廊は現在その姿がありません。

興福寺では当時の寺観の復元・整備を進めており、これに伴った発掘調査が継続して行われてきました。

今回の発掘調査では東金堂西に門と回廊の跡が見つかり、ついにその存在が確定できたとのこと。また、それらの基壇と建物の規模・構造・復興の歴史がわかったそうです。出土した土器や焼けた土などから、平氏による平家の南都焼討(1180)後に再建された回廊と門の跡とみられています。

かつての大伽藍がまた見られる日が来るのかもしれません。生きているうちに見られるとうれしい。

わかりやすい上にかわいい説明書き嬉しい。

10/9土曜には現地説明会があります!

新型コロナウイルス感染症対策のため決まった時間からの説明はなく、随時職員さんが説明してくれる形での開催だそうです。

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