現在、近鉄大和西大寺駅周辺で大規模な改修工事が行われています。
「鉄道施設により分断された南北を高架でつなぐ歩行者専用道を整備します。」
現在大和西大寺駅を挟んで北側と南側は完全に分断されており、南北に渡る際は大回りして、歩行者用地下道を通るか開かずの踏切を渡るしかありません。
ここに通路を作ってもらえるのは非常にありがたい!ということで完成するとどうなるのか調べてみました
具体的にはどんな工事?
現場に貼られていた計画図をパシャリしてきました。
これは北側(ならファミリー側)から見た完成イメージ図。
改札の左右に階段口ができているのがわかります。
一方こちらは南側(交番側)から見た完成イメージ図です。
現在このロータリー部分も建設中。
南側からもバスが利用できるようになるんですね。
南北が繋がるとどんなに便利?
近鉄大和西大寺は奈良県最大のターミナル駅。奈良線・橿原線・京都線が乗り入れており、各方面への電車がひっきりなしに発着します。
そのため付近の踏切は開かずの踏切。南北間違った方面の出口から出てしまうとそれはもう大変でした。
また、駅北側には《ならファミリー(近鉄百貨店とイオンモールが入っている)》があり買い物客で賑わいますが、道がとにかく狭い!あわや事故という場面を多数見てきました。
一方の駅南側は古くからの住宅地と新しいマンションが立ち並ぶ生活感のあるエリア。落ち着いた環境ですが、北側のショッピングモールに行くには線路を渡らなくてはなりません。
そこでこの南北自由通路ができることにより、南側住人の利便性アップ・南側の活性化・北側交通渋滞の緩和…などが見込めるように思えます(効果について書かれていなかったので私が今考えました)。
今後の西大寺駅は…
今回の工事で駅南北問題はちょっとだけ解決されます。
というのも、今回は歩行者および自転車利用者の移動が便利になるだけに過ぎず、開かずの踏切問題や北側渋滞は解決できていないからです。
それから私が一番期待しているのは、駅からショッピングモール(ならファミリー)への歩道の確保。
駅からショッピングモールに行くためには、(駅前にも関わらずとんでもなく狭い)道路を横断しないといけないのですが、これが危険オブ危険。さらなる交通渋滞も生んでいます。
今回の工事内容には含まれていませんでしたが、できれば駅から直結でならファミリーへ繋いでいただきたいところ
沿線を地下もしくは高架にするという噂もありますし、今後も間違いなく変化していく大和西大寺駅。
鉄道マニアも唸る過密ダイヤ、利便性。近辺には平城宮跡・西大寺等の観光地。さらには快適な住環境。
ポテンシャルの高い駅だからこそ、さらなる進化を期待しています!
この上に通路ができます!
コメント