毎年6月恒例の「子鹿公開」。今年も感染症対策の上で例年通りの開催となりました!
この記事では開催情報のまとめと会場のレポを載せています。
開催情報
イベント名/特別公開 「子鹿公開 ~赤ちゃん鹿 大集合!~」
開催日時/6月1日(水) ~30日(木) 11:00~14:00(入場は13:30まで) ※毎週月曜日は休み
料金/一般:300円 高校生以下:無料
場所/鹿苑(ろくえん)子鹿公開会場
春日大社の境内内、参道沿いにあります。
会場までのアクセス情報/奈良の鹿愛護会公式サイト
開催情報詳細/https://naradeer.com/event/kojika.html
去年行われた入場者数制限は実施されないようです。
会場の様子レポ
※ここから下は2021年開催時のレポです!
こちらが会場入り口。興福寺から春日大社へと向かう、春日大社参道沿い右手にあります。
一番近いバス停は「春日大社表参道」。近鉄奈良駅から歩くと20分くらいあるので体力の無い方は要注意です(参道はマイナスイオンがどばどば出ているので元気な方は是非歩いてほしい)。
グリーンカーペットを進むと消毒検温、その先に受付があります。
受付横には公開されている鹿の情報が。現在子鹿は9頭公開されているとのこと。
こちらは今年の鹿苑内の子鹿第一号誕生のニュース動画(奈良テレビさん)です↓
第一号誕生からもう3週間。この子はもうだいぶ大きくなっていることでしょう。
さて、受付右手の階段を上がるとすぐ会場です。
開催2日め、平日お昼前の様子です。そこまで混雑はしていませんが中央部には人が集まっていました。中には新聞社の方やテレビカメラも。
いました子鹿!かわいい。大人の鹿の後ろをついて回ったり、木陰に腰を下ろしたりして穏やかに過ごしていました。
写真の中には6頭の子鹿がいます。生まれて間もないのか、へにゃっとしててかわいいです。
このときには知らなかったのですが、私が来場する30分前に会場内で一頭生まれたそうです。
その瞬間を待っているのか、ずっと会場内に留まっている人も結構いましたね。
会場内でのみ与えることができる「シカのおやつ」も売っていました。鹿せんべいとは違い、栄養食のようなものだと思われます。
一粒ずつ与えていると終わらないので、ある程度の数をドバッと撒くのが良さそう。
これは私の持論なのですが、鹿はきっと嗅覚より視覚で餌を認識している。このおやつもドッグフードのような匂いがしたのですが、欲しがる割には餌が落ちたところを見つけてくれませんでした。芝に埋もれてわからなくなってしまったのでは…?
常日頃から思っていたのですが、奈良公園の鹿は「鹿せんべい持ってる??」と誰彼構わず視線を向けるのに、「無いよ〜」とアピールすると「無いのかぁ」と諦めます。例え鹿せんべいを隠し持っていても…
目の前で鹿せんべいを買っていたり、明らかに持っていることが確信できた場合だけしつこく迫ってきますが、鹿せんべいの匂いに寄ってきているわけではないのだと思われます。なので、鹿せんべいを買った後は堂々と歩くことをお勧めします。
話は子鹿に戻して、見ているうちに一つ疑問が生まれました。
母鹿は匂いで自分の子鹿を判別する、という風にアナウンスされていたのですが、子鹿はどのように母鹿を認識しているのでしょうか?
というのも、明らかに出産前であろうお腹の大きな鹿についていったりお乳をねだったりしているのを何回も見たからです。
そして、お腹の大きい鹿が子鹿を舐めてあげているのも何度も目撃しました。これ如何に??
「出産後の母鹿は警戒心が非常に強い」と聞いていますが、鹿苑内の鹿たちはとても穏やかでした。
もしかすると、他の子鹿に対しても母性本能を振舞っているのでしょうか?そういえば集団で子供を守って移動するペンギンやトナカイの映像を見たことがあります。
そんな親子鹿の様子もじっくり見れるイベントでした。
奈良公園内でも各所で出産する鹿がいるようですが、この距離で見られることはないと思います。
再三アナウンスされていますが、この時期の母鹿は警戒心が強く攻撃的!人間が子鹿に触ってしまうと母鹿は子育て放棄してしまうかもしれないので触らないこと!子鹿は隠れているつもりなのでそっとしておくこと!
↓奈良公園公式チャンネル動画
子鹿への興味は子鹿公開で対処しましょう!
さて、出口付近にはパネル展示もありますのでお時間のある人はこちらもぜひ。
わかる。
高畑から大仏殿は鹿たちも我が物顔で渡るし(たまに信号待ちしてる子もいるけど)、坂だから車も結構飛ばしてる。木で左右の見通しも悪いし…
最後の写真。会場入り口で会場を見つめる鹿。
鹿苑内で生まれた鹿の奈良公園デビューは7月下旬とのこと。元気に育ってね!
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