奈良市内には有名な観光施設がたくさんありますよね。
「一通り行ったよ」「地元民だよ」という人でも、ここに行ったことがあるという人は数少ないのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは《平城京左京三条二坊宮跡庭園》です！
『宮跡庭園』、聞いたことはあるけど…
『宮跡庭園』と聞くと、地元民ならおおよその場所は想像できるかもしれません。現在のミ・ナーラ（かつてのイトーヨーカ堂奈良店/そごう奈良店）前のバス停が宮跡庭園という名前だなと記憶している方もいらっしゃることでしょう。
しかし、買い物だけ済ませて宮跡庭園のことなど気にも留めずに帰ってしまうことが殆どかと思います。
場所はミ・ナーラの道向かいです。
そういえば何かあったな…とは記憶していても行ったことがない人が多いのではないでしょうか。
宮跡庭園ってこんなところ！
ミ・ナーラから宮跡庭園へは、歩道橋を渡って行くことができます。
歩道橋からの眺め。
工事現場みたいになってます。
開放的な感じですが、開いているのは9時から17時まで。
管理人さんが外の小屋にいらっしゃるので、パンフレットを貰って中に入ります。入場料はかかりません！
中に入ると復元された建物や遺構の様子を見ることができます。
めちゃのどか。大通りに面しているとは思えない穏やかな空気が流れています。
ここは一体何なのか？
この庭園の存在が発見されたのは1957年のこと。発掘調査により、奈良時代の庭園であることがわかりました。その立地から平城京に暮らす皇族などの家であった可能性が高く、宮跡庭園と名付けられたようです。
国の特別名勝に指定されています。奈良なので珍しい感じがしませんが、違う場所で発見されていたら一大観光スポットになっていたかもしれない…。
覆屋に囲まれている場所は、園池があった場所です。発掘された石を保存科学処理し再度戻すという作業をしているようです。
園池全体の様子は把握しづらいですが、修復作業の様子を間近で見ることができるので、ある意味貴重です。私はたまらなかったです。
奈良時代の遺構と言われてもなかなか実感が沸かないですが、こうなっていると「凄いものがここに眠っていたんだな…」感が増す気がします。
奈良好きなら一度は行ってみてほしい！
奈良の雰囲気が好きという方なら絶対に好きです。お買い物のついでにすこーしだけ時間を作って行ってみてほしい場所です。普段暮らしている場所が、何でもない住宅街が、本当にかつての都だったんだなぁと感じられます。より一層奈良を愛することができそう。
近鉄奈良駅もしくは新大宮駅よりバスが出ています。駐車場はなく、歩くとちょっと大変ですのでご注意くださいね！
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